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【令和元年度版】国内大手の宅配業者シェア一覧

宅配業者シェア一覧イメージ

ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など、仕事でも個人利用でも普段からよく目にする運送会社の名前は挙げられても、国内の宅配便市場についてどのような順位になっているかを知っている方は少ないのではないでしょうか。このページでは、国土交通省の資料より、一定以上のシェアを持つサービスについて見ていきたいと思います。

令和元年度 宅配便取扱実績について
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000222.html

宅配業者シェア

2020年9月に発表された「令和元年度 宅配便取扱実績について」より

宅配便名 取扱事業者 前年取扱個数(千個) 取扱個数(千個) 対前年度比(%) 構成比(%)
宅急便 ヤマト運輸 1,803,530 1,799,922 99.8 42.0
飛脚宅配便 佐川急便 1,246,638 1,257,728 100.9 29.3
ゆうパック 日本郵便 942,214 974,457 103.4 22.7
フクツー宅配便 福山通運など 142,324 139,087 97.7 3.2
カンガルー便 西濃運輸など 120,600 112,073 92.9 2.6
その他 - 5,307 7,359 138.7 0.2

※本宅配便名ごとにその便名で運送を行う各事業者の取扱個数が集計されたものであり、日本郵便については、航空等利用運送事業に係る宅配便も含めトラック運送として集計されている。

年々増加傾向にある宅配便取扱個数ですが、令和元年度の宅配便取扱個数は、43億2349万個(うちトラック運送:42億9063万個、航空等利用運送:3286万個)にものぼり、前年度と比較して1647万個・約1.0%の増加となっています。便名ごとのシェアでは、トラック運送については、上位5便で全体の約99.8%を占め、さらに、「宅急便」、「飛脚宅配便」及び「ゆうパック」の上位3便で約94.0%を占めています。
当サイト(送料の虎)で以前にご紹介した平成20年度の資料と比べて、全体では宅配便の総量が増え、ヤマト運輸のシェア率がさらに上がっていることがうかがえます。
【参考】国内大手の宅配業者シェア一覧 ※平成20年度版
http://www.shipping.jp/knowhow/20091005.html

メール便業者シェア

令和元年度 メール便取扱冊数 (国土交通省調べ)

便名 取扱事業者 前年取扱冊数(千冊) 取扱冊数(千冊) 対前年度比(%) 構成比(%)
ゆうメール 郵便事業 3,650,423 3,568,609 97.8 75.9
クロネコDM便 ヤマト運輸 1,211,525 987,242 81.5 21.0
ポストウェイメール便 ポストウェイ 94,311 89,120 94.5 1.9
中越メール便 中越運送 36,995 34,966 94.5 0.7
飛脚メール便 佐川急便 26,959 21,635 80.3 0.5
フクツーメール便 福山通運 94 74 78.7 0.002
カンガルーメール便 西濃運輸 616 110 17.9 0.002
その他(2便) - 196 163 83.2 0.003

2015年にヤマト運輸がクロネコメール便のサービスを廃止したことが記憶に新しい方も多いかと思いますが、メール便では宅配便以上にシェアが集中し、上位2社で96.9%のシェアを擁する結果となっています。

まとめ

この記事でご紹介したこの資料は、消費者間、企業→消費者、企業→企業の運送形態に関係なく計算されていますので、個人の方が持つイメージと比べて違和感のある部分もあるかもしれません。みなさんが利用しているサービスは何位にランクインしているでしょうか?

参照:
国内大手の宅配業者シェア一覧(2009年)

2021.3.16