「出品者に自宅の住所を知られたくない」
といったニーズの高まりから、オークション専用の宅配便やあて名を書き換える郵便サービスが生まれました。そんな中、東京を中心に第二住所が持てるサービスとして人気の「私書箱サービス」について調べてみたいと思います。
一般的には、「日本郵便内に設置された郵便物を受け取るための専用ロッカー」とされていますが、郵便事業株式会社や郵便局株式会社が設置する私書箱と、それ以外の組織が設置する私設私書箱の2種類があります。日本郵便の私書箱は、一定数以上の郵便物を受け取る必要があるなどの制限がある一方、私設私書箱の場合は制限がないなどのメリットがあります。
多くの私設私書箱で身分証明書が不要だったこともあり、振り込め詐欺などの犯罪で利用されるケースが発生。このため、警察庁, 経済産業省, 総務省は「犯罪収益移転防止法」を2008年3月1日より施行して本人確認を義務付けるなどの規制強化を行いました。
また、2006年からは警視庁から「振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所」が公開されており、現在は4月21日更新分を確認することができます。
日本郵便の私書箱にないメリットとしては、実住所と変わらないような表記である点、書留、小包、宅配便なども受け取れる点、業者によっては貯まった物を受取所まで配達してもらえる点などである。なお、一部の業者では、郵便物の会員別の振り分けのため、あて先に部屋番号のような細かい数字が付く場合があり、それが送り人に不信感を与える場合もある(Wikipedia「私設私書箱」より, 2009年5月25日)。
私書箱は、正しく使えば非常に便利なサービスです。利用する際には、契約時に本人確認を行っているかなどを利用者側からチェックすることで、未然にトラブルを防ぎましょう。
参照:
⇒ サービス別、匿名で荷物を受け取る方法
⇒ スポンサー検索「私書箱」
2009.5.25
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